よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

複業フリーランスを6年やってみた考察

こんにちは。

複業フリーランス(以下フリーランスと書きます)を6年強やって、最近久しぶりに会社員になって1ヶ月が経ち、

感じたこと、考察したことをまとめてみます。

 

フリーランスや複業という働き方をしている人、これからしようかな、と思われている人に、何らかの示唆がお届けできたり、貢献ができたら嬉しいです。

 

■目次

0)複業と副業・兼業の違い

1)フリーランスに向く人、向く時期

2)フリーランスになる/であることのメリット

3)フリーランスになる/であることのデメリットとリスク

4)結論

 

0)複業と副業・兼業の違い

本論に入る前に、複業と副業・兼業の違いについて論じておきます。

(この考察を書く上で、とても大事な論点だと考えます)

 

「複業 副業 違い」ググったらいくつか記事が出てきますが、

複業と副業・兼業の違いは、「軸足があるかないか」とここでは定義します。

(法律やルールで明確に決まっているわけではありません)

本業や軸足があって、「あくまでサブで」副業に取り組むことと、

全てが本業であって全てが本業でない複業では、立ち位置が大きく異なり、

また得られるものや感じることにも大きな違いがある、と考えています。

 

収入面での割合や依存度の大きさや、掛ける時間の割合も無関係ではありませんが、

必ずしも収入割合が多いから本業、少ないから副業、というわけではありません。

 

重要なのは、「複業をしている」のか、「副業・兼業をしている」のかを

自身がしっかり考え、認識していることだと考えます。

(認識が正しいかどうか、は重要ではありません)

 

なお補足まで、いわゆる社会制度上「会社員である」からといって、必ずしも「複業ではなく副業・兼業である」というわけではないです。

(私の知り合いにも、「複業をしているサラリーマン」はたくさんいます)

 

上記踏まえて、以降では「複業」の「フリーランス」について論じていきます。

 

1)フリーランスに向く人、向く時期

この考察を書くにあたり読んだ記事のリンクを貼っておきます。

フリーランスに向いている人、向いていない人論 - たかはしウォーカーのブログ - Medium

フリーランスという働き方を選んではいけない人の4つの特徴 | INST blog

 

私は、フリーランスには「向く人」と「向く時期」があると考えています。

なお、向く人は先天的に決まっている、ではなく、後天的に身に付く「複業力」があると考えています(かつ、個人的にプログラムとしてまとめたこともあります)が、それについては別の機会があれば論じます。

 

まずは「向く人」から。

切り口はたくさんあると思いますが、

・「自ら交渉することを苦にしない」または「交渉不要なだけの、十分なスキルや経験がある」

・自身の得意と苦手を理解し、得意を「売り物」にできる

の2点がカギかなと考えます。

 

交渉ができる・得意、ではなく、「自らすることを苦にしない」と書きましたが、

交渉力は後からでも身に付くと考えるためです。

なお交渉の内容は、契約金額だけではなく、仕事の内容や仕事をする上での諸々の自由度や、「やりたくないことをやらないと言えるか」なども含みます。

 

次に「向く時期」について。

私は「万人が」「いつでも」複業に向いているとは考えていません。

今取り組んでいることに、100%注力したい!という時期は、

むしろ専業(副業・兼業すらせずに)すべきです。

 

一方で「複業に向く時期」は、

メタ認知があることが今取り組んでいることにも効果的」であったり、

(この場合は、複業ではなく副業の方が良い場合もあります)

「自身のスキルや経験に向き合いたい、より自由な市場に晒してみたい」

であったり、かなと考えます。

 

2)フリーランスになる/であることのメリット

フリーランスになる/であることには、メリットがたくさんあります。

ここでは、私が特に重要だと思う4つのメリットを記述します。

 

■圧倒的にメタ認知が進む

まずはこれです。

ある日はA社で働く私、とある日はB社で働く私、別の日はC社で働く私、、と、

それぞれ異なる仲間と、もちろん契約にもよりますが、少しずつ違う仕事をする私がいることになります。

A社で強みな部分がB社だとウィークポイントになったり(ここまで極端なことは実際にはあまりないです)、

A社では強みな部分がC社だとそうでもなかったり(これは割とあります)、

A社でもB社でもC社でも共通して強みとなる部分が見つかったり、

自分自身について絶えずいろいろな角度からの発見があります。

 

また、自分が取り組む領域(私なら主に組織や人事に関すること)において、

それぞれの会社の特徴を、同時に体感として認識できることも大きなメリットです。

(あと、「色々な会社見てる中で、ウチどうですか?」ってよく聞いてもらえるので、

 言語化してアウトプットする機会にも恵まれやすいです)

 

■ポータブルスキルを得やすい、伸ばしやすい

次に、スキルの面では、ポータブルスキル(特定の環境だけではなく、どこへ行っても通用する種類のスキル)を得たり伸ばしたりする機会に恵まれます。

専業だと、自分のスキルや経験が自社でしか活かせない、自社に極端に最適化される(知らずのうちに、含め)ことがあります。

もちろん、自社で活躍できることはとても重要ですし、1つの環境でずっと働くことが悪いわけではありません。

一方で、いつの間にかガラパゴス化している、それに気づかない、ということは起こりえますし、リスクになりえます。

その意味で、ポータブルなスキルや経験に目を向ける、それを見つけたり伸ばしたりすることは、大きなメリットの一つと言えると考えます。

 

フリーランス仲間が増え、やれることが増える

3つめはこれです。類は友を呼びます。

色々な情報交換をしたり、考え方に刺激をもらえたり、

あと、自分ができることや得意なことは限られているので、

「これ、自分より●●さんの方が得意そう!」

「■■さんがいたらこの課題解決できそう!」

ということをお願いしたり、逆にお願いされたりと、

色々なご縁で繋がる機会は多くなると思います。

やれることが増える、は、必ずしも自分じゃなくて良いな、ということが増えて、

それも含めると、結果として提供できる価値が増える、という意味で書いています。

 

■社会の仕組みを体感できる

最後に、フリーランス=個人事業主orひとり法人、という意味でのメリットにも言及します。

(私は個人事業主もひとり法人も経験しました)

保険や税金など、会社に勤めていると会社がやってくれるもの、結構たくさんあります。

会社がやってくれるのは本当にありがたいことな一方で、これらを「自分で払ってみる」「自分でやってみる」という経験自体は、

一度やってみると、社会の仕組みへの理解という意味でとても良いです。

(面倒ではありますが)

 

3)フリーランスになる/であることのデメリットとリスク

一方で、フリーランスになる/であることにはデメリットやリスクもあると考えます。

(手放しにフリーランスバンザイ!というつもりは全くありません。向かない人や時期は確実にあると思います)

色々な切り口はあると思いますが、私が考える主なものは以下の3つです。

 

■基本的に誰も育ててくれない、成長を気にしてくれない

会社には、良くも悪くも「メンバーシップ」の要素があります。

もちろん会社にもよりますが、会社には「人材育成」というテーマがあって、

社員の成長や育成を支える仕組みや取り組みがあります。

(それが会社の競争力であったり事業と組織の成長につながったりします)

もちろん、社員以外の成長やパフォーマンス向上を考える組織もありますが、

まだまだ一部ですし、会社というメカニズムを考えると、どちらの成長や育成が優先度高いですか?と聞かれれば、まず間違いなく社員でしょう。

となると、フリーランスである時点で、「プロとしてのパフォーマンス」を期待され、磨かれる要素はあります(要求に届いていなければ指摘もあります)が、育成や成長の観点は自分で担保することが必要になってきます。

 

■新しい仕事は常に自分で見つけねばならない

上記とも近いのですが、会社に勤めていると、「キャリアパスに沿った新しいアサイン」を考慮されることが多い一方で、

業務を依頼しているフリーランスに対して、「新しいチャレンジの機会を」という視点でアサインすることは、メカニズムとしては生じづらいです。

なので、新たな成長やチャレンジの機会を得るためには、自ら動いたり、提案したりする必要があります。

(もちろん会社に勤めていても多少なり同じ要素はあると思いますが、バランスや傾向は異なると思います)

 

■「軸足がない感」を感じやすい

専業/副業・兼業と比較した場合において、軸足がない感を感じやすいです。

私自身、6年フリーランスを経験する中で、「今最も注力しているの何ですか?」と聞かれるケースが結構ありました。

都度タイミングにおいて「最も力を入れていること」はありましたし、頂いたお仕事はどれもきちんと注力しました(常に成果が出続けたか、、と言われると、申し訳ないケースもありました)が、

「あれ、今、軸足なんだろう?」と感じる機会は多々ありましたし、時にはそれが不安に繋がることもありました。

(良い悪いと一概に言えるものではないとも思っていますが)

 

4)結論

フリーランスや複業・副業を検討されている方へのメッセージを結びとさせていただくと、

「メリットやデメリットをしっかりと理解した上で、しかるべき時期に実際にやってみるのはとてもおすすめ」

です!

(既にやられている方への結論は特にないです。新たな視点の補完が一つでもあったら嬉しいです!)

 

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

リクエストされてもないですが、次回は「複業先の選び方」を書こうと思ってます!

読後感想文:「仕事辞めたい」ループから抜けだそう!

こんにちは。2022年最初の不定期ブログです。

 

トナシバ仲間の佐野さんが本を出したので、早速読んでの感想文。

内容からだいぶ派生するので、内容が知りたい人は是非手に取ってみてください。

(要約を必要としない読みやすさです。さすが。なお文中に出てくる「本書」は全てこの佐野さんの本のことです)

 

読後所感のトピックとしては以下の2つ。順に書いていきます。

1)「本気」と「本音」、「向き合う」と「付き合う」

2)「つながり」と「しがらみ」は混ざり合っている

 

1)「本気」と「本音」、「向き合う」と「付き合う」

本書のキートピックの1つが「本音」

社会で生活していると、本音がぼやけていく、見えなくなっていくので、

節目ごとに本音を探していく、磨いていくことが大事だよ、と説いています(意訳)

 

本書を読んでいて、対比概念として浮かんだのが「本気」というワード、

あと、対峙の仕方として「向き合う」と「付き合う」が浮かんできました。

それぞれつなげて並べてみると

「本気で向き合う」「本気と付き合う」

「本音と向き合う」「本音と付き合う」

の4通り。

 

「本気で向き合う」のは、この中で最も大きなエネルギーを必要とします。

本気で向き合っている人はかっこよく、一点の曇りもないように見えます。

大きなエネルギーを必要とする、と書きつつも、違和感なく本気で向き合っている瞬間はアドレナリンもエネルギーも絶えず湧いてくるので、疲れません。

ただ、違和感が一定以上大きくなった時、一定区間を走り抜けた時の疲れも大きいのでが特徴です。

 

「本気と付き合う」は、「と」で接続しており、本気の持ち主は他者であるように捉えました。

持ち主が他者である以上、100%のシンクロとはいかないことが多く、

知らずのうちに疲弊が生じるメカニズムを内包してるんじゃないかな、と思います。

(そして、上述した「本音が見えなくなる」の一因になっていると思います)

 

後半は順番前後しますが、

「本音と付き合う」は、自分の中にある「本音」の存在を受け入れ、承認するアプローチで、(具体的なやり方も本書に書いてあります)

「本音と向き合う」は、カウンセリングや自己探索/発見型のコーチングを通じて、自身の内面と向き合っていくアプローチ。

この2つのアプローチが、本音に対しては取れるんじゃないかと思います。

 

そして本書は、「本音と付き合う」をベースとしつつ、時に「本音と向き合う」ことで、マイペースに自分自身を整えていくスタイルを推奨しているのかな、と、私は受け取りました。

 

2)「つながり」と「しがらみ」は混ざり合っている

そして本書に登場するもう1つのキートピックが人間関係における「つながり」と「しがらみ」。

本書では、「つながりの人間関係」と「しがらみの人間関係」を人ベースで分けて表現しています。

分けることでわかりやすくなる、という良さもあり、本書のアプローチは良いと思う一方で、

個々人に「つながり要素」と「しがらみ要素」が混在する、という捉え方の方がしっくりきそうだと思いました。

(つながり純度100%の人も、しがらみ純度100%の人も中にはいるかもしれませんが)

また、つながりとしがらみは、

・本人

・相手(上司や同僚、友人など)

・現時点の社会的な関係性

・情緒的な関係性

あたりによって総合的に決まってくるように思います。

(つまり本人が変わることで全体に影響できる)

 

久しぶりに読後感想文を書きました。

やはり本を書いてる人ってすごいなと改めて思いました。今年もマイペースに、たまーにブログ書くぞー。

(最後にものすごく月並みな感想)

 

最後にもう一回本のリンク。宣伝。

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コーチ探しの旅 後編

ふとしたきっかけでコーチ探しをして(旅と呼んでいました)、

その旅が終わったので、後編を綴ります。

前編はこちら

※後編ということで、結論だけ書くとすぐに終わっちゃうので、

 このポストの前半には体験談を、後半には今回の一連の体験からの教訓を書きます。

※「コーチじゃない人が考えるコーチの選び方」を整理して発信したいと思っているので、

 それはそれで別途書きます。本ポストには含みません。

 

【目次】

1)旅の終わりが見えてきた(もう良いかなに至った2つの感情)

2)どうやって決めたか?

3)コーチ探しから学んだ教訓(やや抽象度を上げた考察)

※読んで頂く方に何らかの役立つ要素があるとしたら3ですので、3に進んでいただいても良いかもしれません。ただ3から書くと構成としては成り立たないので1から書いてます。

 

==

1)旅の終わりが見えてきた(もう良いかなに至った2つの感情)

当初は複数名の方にお会いしようと決め、お会いし始めてから、なんとなくで30名を目安に色々な方とお会いしよう、と決めました。

オープンにSNSに投稿しつつ、何名かの方に個別で相談したりしながら、20名に差し掛かった頃に、「もう良いかな」と思い、

その時に会うと決めていた、調整を進めていた方とお会いし、「旅」を終えることにしました。

2つの感情がありました。

 

1−1)コーチ探しに「飽き」が芽生えてきた

誤解のないように冒頭で言い訳っぽく書きますが、お会いしたコーチの方ではなく私の問題として、このプロセスに「飽き」という感情が芽生えてきました。

何事も飽き性な私は、だいたいどんなことにも「差分」や「新鮮さ」を求めて活動しているのですが、「もう良いかな」と思い始めたタイミングでは、「差分」を感じづらくなってきたのです。

繰り返し書きますが、後半でお会いしたコーチの方が悪い、という話ではないし、もしかしたらベストな出会いはまだかもしれないし、次がベターかもしれない、ということはあるかもしれません。

ただ、私の中に「情報のストック」が溜まってきて、「以前お会いした●●さんに近いな」「これまでにもお聞きしたスタイルだな」と感じる割合が徐々に増えてきたのです。

ということで、1つめは飽きの感情です。

 

1−2)次なる関心が芽生えてきた

もう一つは、これは今回の取り組みが「コーチの方とたくさんお会いする」ことだったから、だと思うのですが、

何を目指してるか、やりたいことは何か、今フォーカスしていることは何か、、などなど、たくさんの方に良質な問いかけをして頂いたことによって、

(後述しますが、今回の取り組みで一番困ったし困らせてしまったのが、手段を目的にしてスタートした、という経緯でした)

「次なる関心・やりたいこと」が芽生えてきました。

(脱線しすぎるのでここでは内容には触れません)

 

ということで、「コーチ探しの旅」は収束に向かうことにしました。

 

2)どうやって決めたか?

今回、「実績」「タイミング」「フィーリング」の3つの視点で決めました。

2−1)実績

元々そこまで知見のない領域(にわか知識しかない)で、かつある程度成熟した業界(と呼べば良いのでしょうか)だったので、経験値(コーチとしてのキャリアの長さや、認定されている実績)をある程度重視しました。

私がゆくゆく何名かの方にお願いしたい、その最初の方という立ち位置、という要素が影響しています。

(もし数年にわたって1名の方にお願いする、という前提だったら、違った選択をしたかもしれません)

 

2−2)タイミング

次にタイミングです。「今、お願いするのがベスト」と思えたことも要因としてありました。

お会いする方の中には、(もしかしたらただの断り文句かもしれませんが)今じゃない方が良いと思います、と仰られた方もいらっしゃいました。

このタイミングだから、ということも、今回決めた要素として大きかったです。

(タイミング的なご縁は実はいくつかあったので、最後は勢いですが)

 

2−3)フィーリング

最後にフィーリング。説明は割愛しますが、私はモノゴトを決める時だいたいフィーリングです(そして後付けでロジックを組み立てることが多い)

 

3)コーチ探しから学んだ教訓(やや抽象度を高めた考察)

この旅からいくつかの教訓を得たので、やや抽象度を高めた考察として記述します。

(今後同じようなことをされる方に少しでもお役に立てたい、という想いと、自身の整理の半々で書きます)

 

3−1)好奇心と行動の両輪を回す

何かを探す、見つける活動をする際に、考えてるだけでも動いてるだけでもダメで、

良いバランスで交互にやると良い、みたいなことはよく言われると思いますが、

しっくりくる表現として、「好奇心」と「行動」が両輪で回る状態なのかな、と思いました。

あふれる好奇心が行動に繋がり、行動し、気づくことが好奇心に繋がる。

(言い換えると、好奇心に繋がらない行動が多いな、、と思ったら、行動を見直す、というのが大事な気がしました。そのまま行動し続けても疲れちゃうので)

 

3−2)「少し多い」と感じる行動量の設定

そして行動量の設定は、「少し多い」くらいが丁度良い塩梅な気がします。

(私にとっては)

大量行動が大事!やりきれない行動目標を立てる!みたいな方法論もありますし、それがマッチする方もたくさんいらっしゃると思うんですが、見てうんざりしちゃう、スケジュールびっちりすぎると疲れちゃう、みたいにならない行動量を心がけるのは、ポイントだなーと思います。

(今回のケースで言うと、100人に会うってしてたら途中から作業になっちゃったり、好奇心が削がれたりしたような気がします。30は丁度よい設定だった)

 

3−3)「偶発的出会い」は大事

今回良かったこととして、「公開で発信した」ことはとても大きかったと思います。

ご縁を頂いた皆様、本当にありがとうございました。

波長がとても合う方、そうでない方はいらっしゃいましたが(お時間頂いてしまいすみません、の方も)、

この数ヶ月で世界が広がった感が強いです。

 

3−4)手段をあえて目的に持ってくる

最後にここ。

本来(というべきか?)目的が先に、手段は目的に応じるのが、あるべき手順であり、効果的だと思います。

一方で今回は、結果的にではあるんですが、手段「コーチをお願いする」から入り、

その中で、「なぜコーチをお願いしたいんだっけ?」「何をテーマにしよう?」を考える機会をたくさんいただきました。

結果として、目的が研がれた(コーチのテーマ、というだけではなく、広く生き方みたいなレベルでも研がれた感があります)ことは、得られたこととしてとても大きかったです。

 

書いていて、それぞれの項目にダブりはあるな、と思いましたが、しっくりくる表現になってるので気にせず書き切りました。

 

ということで、コーチ探しの旅、後編のまとめでした!

 

ご紹介いただいた皆様、お時間を取って頂いた皆様、ここまでお読み頂いた皆様、

本当にありがとうございました!

 

次回「コーチじゃない人が考えるコーチの探し方」ということで、3ヶ月前の自分に向けた実践的アドバイス集をまとめようと思います。

ミーティングの4つの要素を使い分ける

普段色々な会社やコミュニティ、組織(以下まとめて組織って書きます)で活動/仕事をさせて頂いていて、

組織によって位置付けや扱い方、運営のレベルがとても異なるなーと思うものに

「ミーティング」があります。

(色々呼び名はありますが、ここでは意図的にミーティングという表現を使います)

 

で、今回書く4つを押さえている、この場は4つのどれなんだっけ?が共通認識になっているミーティングは、参加者が心地良いし、生産性も高いし、良いことが多いな、と思っていて、

是非まとめてシェアしてみたいなーと思い、書いてみます。

なお、ミーティング、という書き方にて、懇親会や飲み会、勉強会も含めて、

「複数の人が会話する場」を総称して定義してみています。

 

【目次】

要素1:合意形成(何かを決める)

要素2:解や思考の質を高める

要素3:関係構築/文脈形成

要素4:学び

使い分けと認識が重要

 

==

要素1:合意形成(何かを決める)

ミーティング、または会議、と聞いて、最もイメージしやすいのはこれかもしれません。

何かを決め、決定事項に基づいてアクションする。その決定事項を作るための会議。

「決定事項のないミーティングはミーティングじゃない」という会社やチームもあります。

決定したルールや名称、意思決定事項などの「アウトプット」を伴い、

行動を伴う決定事項には、やること、期日、担当者(複数の場合は責任者)が明確化されていることがよしとされます。

また、これらを明文化することが重要であり、多くの場合議事録を残します。

(この要素なのに議事録が残らないケースは、ダメなケースです。なお、この目的なのに、というのがポイントだと思っています)

 

要素2:解や思考の質を高める

次に挙がるのが、なんらかの解(目的1の決定事項、ともいえます)だったり、思考の質を高めるための議論、という要素です。

色々な角度から問いに向き合うプロセスであり、ここが深まることで、参加者が「良い議論ができた」という達成感を得られ、質の高い解が手に入ります。

ここでの解が直接的な行動を伴うこともあれば、伴わない場合もあります。

 

要素3:関係構築/文脈形成

次に、関係を作るためであったり、参加者間で共通の文脈を作ることを目的にしたミーティング、です。

特にコロナ禍で、リモートワークがメインになった職場など、日々のコミュニケーションが不足しがちだったり、「雑談」を欲していたり、という声も増えてきている中、

関係構築や文脈形成を(一部)目的としたミーティング、またはそれ自体が目的の場も増えてきているように思います。

(冒頭で、飲み会や懇親会も広義のミーティング、と書いた意図でもあります)

 

要素4:学び

要素2にもやや近いのですが、ミーティングを通じて気づきや学びがあるケースです。情報交換だったり、比較的経験の浅い方/発言しない方に同席してもらうケースだったり、はたまた勉強会であったり。

(ミーティングに出るからには一言以上発するべき、でなければ参加している意味がない、という考えもありますが、この目的にて合意している場合は、一言も発しないでも参加する意義がある、というケースはあると思います)

 

使い分けと認識が重要

ここまでは前提の整理/前置きで、ここからが言いたいことなんですが、

(前置き長いんですがこれから言いたいことの前提として大事なんです)

上記の4つにおいて、

「運営者としてどの目的で開催してるんだっけ?」

「参加者として、自分はどの目的で参加してるんだっけ?」

「今、この時間はどの要素で進んでるんだっけ?」

「この場には、どの要素が必要なんだっけ?」

を捉えたり、時には組み合わせたり、流れを変えたり、認識を合わせたりすることが、

ストレス少なく、良いミーティングを行う上で大事なんだけど、

 

意外とすれ違うことが多く、ストレスが生じる原因になったり、

本当は必要なのに、もったいない削られ方をしているケースに度々出会います。

 

会議の時間って多くなりがちだし、生産性の向上=効率化なりがちなんだけど、

飲み会で決定事項や担当者を決めて議事録をとることは少ないし(なくはないかも)、

コミュニケーションに効率を求めすぎると味気ないし(波長が合わない雑談はそれはそれでダメなんだけど)、

リモートで物事が進んだり、会議はむしろ効果的にできる一方で、

みんなでオフィスに出る意義もあるよな、どんな場合にオフィスに出ると良いんだっけ?と考えを巡らせるシーンもあったりします。

 

会議やミーティングって、ほとんどの組織で開催されているし、ほとんどの人が経験しているものだけど、

誰もが経験しているが故に、場に対する認識がズレて、そのズレがストレスを生むことが多いな、と思っています。

 

そんな時に、この要素を見直してみて、認識を合わせたり要素を足したり引いたり変えにいってみると、割とサクッと良い方向に進むかもしれません、というお話しでした。

コーチ探し 旅の途中メモ

ふと思うところあり、コーチを探しているのですが、

その過程が面白く、学びが多いので、まとめることにしました。

(ひとつの旅だな、と個人的には感じています)

 

全部終わったら続編、または修正稿を書こうと思うのですが、都度頭を整理したいなと思ったのと、

これからお会いするコーチの方に必要に応じて事前にお渡ししたり、

既にお会いした方や、ご紹介頂いた方に「経過報告」を書きたいなと思ったこと、

コーチを探していたり、検討している方に多少なり参考になるんじゃないかな、と思ったのが、

このメモを書いた理由です。

(最近よく「身の回りで僕に合いそうなコーチいませんか?」って聞いてるんですが、「いやー自分も探してまして」という返答もちょこちょこ頂いてます)

 

 

なおちょっと長めに書くつもりなので、適宜読み飛ばしていただき、読みたいところを読んでいただけたらと思います。

(特に1はとても個人的なことなので)

 

【目次】

1)なぜコーチを探そうと思ったか

2)どんな取り組みをしているか

3)プロセスから得ているもの

4)今後の展望

 

==

1)なぜコーチを探そうと思ったか

3つの理由から、今回コーチを探そう(お願いしよう)と決めました。

1−1)よりよく生きる上でのオフィシャルで良質な壁打ち相手、相談相手がほしい

フリーで色々な会社の仕事や、その他活動をしているので、日々色々なところでお話しをする機会や相手には恵まれていると思います。

話し上手、聞き上手の方もたくさんいらっしゃるので、ちょっとした壁打ちや相談をするには困らない環境だと言えます。

ただ、自身のことを扱ってもらう、自身の時間を取ってもらうことはほとんどなく、

自分自身のことを考える際は、一人で考える傾向にありました。

 

仕事をしている中でも「相談相手」がいることはとても効果的だと強く認識しているので、であればコーチをお願いしよう、と思い至ったのが、1つめの理由です。

 

1−2)「相談下手」「食わず嫌い」を解消したい

1−1にも重なるのですが、私は割と自分のことを相談するのが苦手だな、と思っていて、それをこの機会に解消できたら良いなというのも動機でした。

あと、(すっかり渡す機会も減った)名刺に、「とりあえずやってみる」という活動方針を書いているんですが、コーチをお願いする、ということはなんとなく食わず嫌いでした。身の回りに自称を含めておそらく300名くらいはコーチの知り合いがいるにもかかわらず。

ということで、これらの解消にチャレンジしたいな、と思ったのも理由です。

 

1−3)「自分が自分を育てるモデル」の探索がしたくなった

ここ数年の傾向としてますます、「1社で終身雇用」「1人が専業で1社」という概念が薄れてきて、独立してフリーで働く人や、転職によるキャリアアップが増えてきたなと感じます。

想定している次のテーマとして、「成長」を「会社や上司」に委ねる(期待する)ことが困難になり、「自分の成長は自分で担保する」ことが加速してくるんじゃないかな、ということがあります。

成長(というふわっとした言い方をあえてしています)を促進させる環境があれば、そうでない環境もあります。人は環境に多大なる影響を受ける中で、「自分が成長する環境」を自ら整えることが、今後ますます重要になっていくと感じている一方で、

その方法論や事例はとても少なく未発達で、自らそういった環境を整えることが大事だ、と考えている人はまだまだ少ないなと考えています。

ここに対して考察し何らかの解を出すことが有用だなと考えたのが、この取り組みをしようと思った3番目の理由です。

 

2)どんな取り組みをしているか

「20〜30名のコーチと会う」「コーチングやコーチの受け方について調べたりインプットをする」の2つに取り組んでいます。

(派生する書籍とか読みたくなって、つい時間が足りなくなっていますw)

 

まず20〜30名のコーチに会う、というアプローチですが、

・既に一定の関係値がある方は、今回除外する

・必要な経費はプロセスの途上でも支払う

・できるだけ他薦で紹介をお願いする(紹介いただいた、いただいているみなさま、本当にありがとうございます!)

・コーチ紹介のサービスも使ってみる

という方法を採っています。

なお、現在で20名弱の方とお会いしたり、これからお会いする予定です。

自分に合う方も、そうでない方ももちろんいらっしゃいます(合う合わないなので良い悪いではないです)

 

コーチングやコーチの受け方について調べる、は、本を読んだりネットで調べたり、関連書籍に派生したりと、思いのままに食指を伸ばしています。

 

3)プロセスから得ているもの

3−1)コーチの大まかな分類や傾向がわかってきた

まず、コーチって何が違うの?ということの解像度が上がってきました。

現時点での私のざっくりとした理解・解釈を書いていきます。

(コーチの定義は色々なところで色々とされています。正しい定義を主張するところもありますが、ここでは定義は色々ある、という立場をとります)

 

・内面探索型と成果探求型がある

自己の内面を探求・探索し、理解を深めるアプローチをするスタイルのコーチ(内面探索型と勝手に名付けます)と、現状や、これまでの延長線上にはない成果を追求するアプローチのコーチ(成果探求型、と勝手に名付けます)に大別されます。

また、成果探求型には、新たな能力を獲得する、今の能力を伸ばすなどの「能力開発」を伴うアプローチと、成果を出すための能力は既にあり、それをどう活かすか、という「問題解決」の2つのアプローチに分かれるように思います。

(コーチによってはこれらをミックスして使い分ける方もいらっしゃるし、明確にいずれかのスタンスを取られる方もいらっしゃいます)

 

・終わりが「ある」か「ない」か

提供されるコーチングに、期間を決めている方と、そうでない方がいらっしゃいます。

前者は、目的やゴールを決めて、ゴールに対してのコーチングを、後者は、継続した関係性の中で問題を解決したり、内面を整えたりというアプローチを取られていて、

ここのスタンスは割と明確に分かれるところだな、と感じています。

 

・頻度やインターバル

コーチングの提供頻度。私が会った方では、月に1回が割と多いように感じました。

半月に1回(月に2回)、期間中はいつでも、というスタイルの方もいらっしゃいました。

 

・初回接点をどう定義しているか

初回接点も人によって様々だな、というのも興味深いポイントです。

初回を体験セッションと位置付ける方もいらっしゃれば、ただ会って話しをする、という方もいらっしゃいます。事前に自身のスタイルについての何らかの資料を見てね、という方もいらっしゃれば、そうでなく、構えず話しましょう、という方もいらっしゃいます。

 

3−2)コーチングは関係性(パートナーシップ)である、ということがわかった

どこかの定義によると(すみません、どこか忘れました)、コーチングとは関係性であるそうで、これが私にとって最もしっくりきています。

(そして、これまでのプロセスでの最も趣深い学びだと思っています)

コーチを決める上では、

・コーチはどんな人か(得意なこと、スタイル、価値観など)

・クライアント(つまり自分自身)はどんな人か(性格やタイプ、悩みや人生のフェーズ、テーマや指向性)

・コーチとクライアントの間にはどんな関係性(パートナーシップ)やコンテキストが流れているか(そして、終わりの有無や価格によって、コンテキストは変わりうる)

の3つを考えるのが大事で、逆に言えばこの3つが良い感じであれば、あとはだいたい上手くいく(3つが解決してくれる)ように感じています。

言い換えると、どんなに評判がよく優秀なコーチだとしても、関係性によってはワークしない、ということが言えると考えます。

 

この取り組みの始めに、「既に関係値がある方はやめておこう」ということを感覚的に決めたのですが、言語化されてスッキリしました。

 

3−3)単純にこの探求のプロセスが楽しい

何よりこの探求のプロセス、めちゃくちゃ面白いです。

自分の思考の枠は外してもらえるし、面白くて素敵な方とお会いできるし、色々な手法だったり、人間に関する理解度や解像度が高まったり、色々な理論的な裏付けを知ることもできたり。

(この学び、最終的にどなたかに決めることでの対価としての還元はもちろんですが、気づきや学びでできる限り還元したいと思っています)

 

4)今後の展望

まだ旅の途中、合計30名を目処に、色々な方にお会いして決めていきたいと考えています。

(2021年9月16日現在、自薦、他薦、ご紹介もまだまだ歓迎しています)

最終的に1名にお願いするか、テーマや領域を定義して複数名の方にお願いするか、

(誰にもお願いしない、は既に選択肢から消えています。現時点で既に嬉しい悩みの最中です)

半年くらいのサイクルで、延べ何名かの方にお願いするか、あたりを選択肢にしています。

 

また、「選び手視点でのコーチの選び方」というまとめも、このプロセスが終わったら書く予定にしています。

(「コーチ 選び方」で検索すると、既にプロのコーチの視点からの記事はたくさん出てくるのですが、選び手視点での記事は出てこなかったのです)

 

引き続き、もう少しこの旅を楽しみます!

 

追記:

発信後に教えていただいたことメモ

コーチングについて – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部

コーチングとは
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。
対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。

https://www.icfjapan.com/pdf/2020_ICF_Core_Competencies_Japanese.pdf

コーチのコアコンピテンシー。特に印象的だったのはここ。

11. Partners with the client to end the coaching relationship in a way that honors the experience

11. 価値ある経験としてコーチング関係を終了するために、クライアントと協力し合っている

「終了すること」を前提としているのが興味深い。個人的には色々な解釈や立ち位置があっていいと思うし、その方が柔軟な気はしている。

 

あと、成長にも言及しているんだけど、そもそもコーチが成長を何と定義しているか、

ということも色々な視点がありそう。

働くってなんだ?2021年8月時点の暫定解

ふとしたきっかけで、「働くって何だろう?」に対して、現時点での解を言語化したくなったので、考えてまとめてみます。

 

■考えをまとめるきっかけ
①「働くことの人類学」を読んで 

 https://www.amazon.co.jp/dp/4991126061

 世界の色々な民族を研究している人類学者の方との対談が書籍化された本です
 (細かい内容は割愛。「働く」に関心がある方は、是非読んでみてください)
 この本を通じて、
 日本に生まれ、日本で働き、日本で生活していることで、
 ついつい「常識」だと思っていることが、実は上記の前提条件の上に成り立っていることに気づいた。
 
②上記ポストした際の新卒同期からの問い
 僕が新卒で入った会社は、とても忙しく働く会社だったのだが、
 そこでの同期がコメントをしてくれて、
 彼のコメントに(以下そのまま引用)
 なんか昔は鬼のように「働いた」時代もあった様に思ったけど、今は全然そんなんじゃなくて、でもアウトプットは前より多かったり。
「働く」ことでマウント取りたかった時代もあったような、他方「リソースを使わない」ことで生産性をたかめることに気づく時代もあったような。
働きたくもあり、同時に働きたくもなく、つまり働くとは、(答えではなく。)どういうことを指して言われてるかなぁと言う、その意見が気になりました、笑 
 とあって、うーん、なんだろうな、自分の中でどう捉えてるんだろうな、と、
 ふと言語化してみたくなったのが、ここの動機。
 
■「働く目的」「働くとは」をざっと調べてみると
・収入を得て生活する
・やりたいことを実現する
・自分が成長する
・社会に貢献する
・周囲に貢献する(はたをらくにする)
・目的なんて無い
あたりが言及されていた。
※余談ながら、働くとは?って調べると、就職活動(主に新卒)に向けたガイドがたくさん出てきて、それはそれで新たな発見だった。
 
■ここからが本論(当事者としての自分にも当てはめつつ)
労働=対価を得ること、というのはとてもわかりやすいし、
数年前までの自分だったら、ここにYESと答えていた。
 
ただ、対価を支払うには、当然ながら「原資」が必要で、
(まだ)売上を上げていない新規事業や起業は、原資を生み出さない。
 
あと、テクノロジーがどんどん進化して、人の仕事をどんどん代替していっているので、
対価と結びつけるのは、苦しくなってくるし、なんだか味気ない。
 
調べて出てきたことの、収入以外のところは(あと目的なんてないも除外)、
「自分」「他者」にカテゴライズできそうなので、自分軸と他者軸で掘り下げてみる。
 
■自分軸?他者軸?
まず自分軸でいうと、
「自己の実現」であったり、「やりがい」「楽しさ」「成長」を
得る行為であると言えそうな気がする。
その点において、スポーツや余暇、働くこと以外にも通ずる要素ではある。
後述する「他者への貢献」がやりがいそのものになることも含めて、
自分軸の何かが無いと、長期的には続かない営みなのではないか、と思う。
 
もちろん、対価を得る行為がとても多いのだけど、それだけではすり減るし、
家事や家庭内介護、ボランティアなど、金銭対価に表れない働くもたくさんある。
 
一方で、他者軸で考えてみると、
働くことは、なんらかの「付加価値」が発生する(させる)ことだとすると、
「働く」には、「価値の提供先」が何らか伴う事になる。
(提供する時間軸は、現在の場合と、未来の場合がある)
 
これは、「働く」に特有なのかもしれない。
 
■ということで、暫定の結論
働く、とは、
「自身が自己実現や、やりがい、楽しさ、成長などを得ながら、
 他者の現在・または未来に対して何らかの価値を提供する行為」
なのかな、と、結論づけてみた。
(結論にしちゃうとすごく平たくなっちゃうんだけど、まあそんなもんだろう)
 
■結論のあとで
「時間や労力を投下するよね」と、結論を書いた後に思い立ったが、
投下しないケースもあるし、投入すればするほど良い、ではないという感覚があるので、
時間や労力は、定義には盛り込まれなさそうだな、と。これも暫定の結論。

(メモ)ご縁が繋がってすてきな体験をした話

(FBポストより転載)
ご縁が繋がって屋久島に行ってきたのですが(先日もそれ自体はポストしましたが)、
一連の体験がとても素敵に繋がったので、ちょっと整理してみます。
 
■どんな体験をしたか
先週金曜日から今週月曜日まで、ご縁で屋久島に行ってきました。
仕事旅行社さんで立ち上げ中だった「おとなの新路相談室」が面白いなー、
何か良い感じで関われないかなー、という話を 田中 翼 さんとしていて、
まずはサービスを使ってみよう(対象じゃないけど)、と、
田中さんにレコメンドしてもらった中で、 柚木 理雄 さんを選んで、
その時は楽しくお話しをしました。
で、「何かワークショップとかあったら声掛けても良いですか?」と言っていただき、
もちろんと快諾した数日後に、
「オンラインでワークショップを一部手伝ってもらえないか」とお声がけいただき、
時間もちょうど空いていたこともあり、参加。
その後「プログラムの実行フェーズになったので、モニター参加しませんか?」と
お声がけを頂いて、もちろん快諾。
結局タイミングは合わなかったけど、ご近所ラーメン仲間の 村上 卓 さんが直近で行かれていたり、
トナシバを引き受けてくれているタイガーモブの 岩倉 駿介 さんがSlackで「屋久島にいます」って言ってたので、ちょっと調整してもらい、お会いできたり。
(リアルで会うのは初めて。しかもちょうどオンラインMtg中だったので乱入してみたw)
ちなみに発端となった田中さんを紹介してくれたのはタイモブの 中村 寛大 さんだったので、
ここでひとつの循環が起こっていました。
※オンラインでしか会ってない人、この1年半で本当に増えました
■行ってみての感想などなど
「リトリートプログラム」に参加したのですが、
事前の期待通りだったのは、自然の豊かさや食事のおいしさ
(ちなみに農泊、ということで、動物はほとんど食べていません)
期待以上だったのは、人のエネルギーの高さ、エネルギーの集まり方の面白さ。
僕が今回行ってお会いした方は、移住者の方ばかりで、
かつほとんどが移住してから3年以内の方でした。
どの方も本当にイキイキされていたのが本当に印象的でした。
(もちろん都会にも面白い人、イキイキしている人はたくさんいますし、
 量で言えば多いと思いますが、そうでない人も多いな、と思ってます)
■得た教訓:意図的に人に会いにいく/繋げにいくことはやっぱり大事!
 今回すてきな体験をさせて頂いたのは、一つひとつのご縁が絶妙なタイミングで繋がり、
 線で繋がったことがとても大きかったです。
 (微妙に会えない人もいたけど、連絡はできたり。あと書き切れてないご縁ももろもろ)
 で、一つひとつのご縁を引き寄せたのは、自身の小さい行動だったなーと。
 特に前半の出来事においては、こんな繋がり方、転がり方をすることは全く想像していませんでした。
この数日で起こったことがとても印象的だったので、自分なりに書き起こしてみました。
(整理というほど整理できなかったし、することもなかった)
今回出会った方々とも、今後偶発的な繋がりがあるといいなー!
(意図せず、流れに身を任せる感じで)