こんにちは。2022年最初の不定期ブログです。
トナシバ仲間の佐野さんが本を出したので、早速読んでの感想文。
内容からだいぶ派生するので、内容が知りたい人は是非手に取ってみてください。
(要約を必要としない読みやすさです。さすが。なお文中に出てくる「本書」は全てこの佐野さんの本のことです)
読後所感のトピックとしては以下の2つ。順に書いていきます。
1)「本気」と「本音」、「向き合う」と「付き合う」
2)「つながり」と「しがらみ」は混ざり合っている
1)「本気」と「本音」、「向き合う」と「付き合う」
本書のキートピックの1つが「本音」
社会で生活していると、本音がぼやけていく、見えなくなっていくので、
節目ごとに本音を探していく、磨いていくことが大事だよ、と説いています(意訳)
本書を読んでいて、対比概念として浮かんだのが「本気」というワード、
あと、対峙の仕方として「向き合う」と「付き合う」が浮かんできました。
それぞれつなげて並べてみると
「本気で向き合う」「本気と付き合う」
「本音と向き合う」「本音と付き合う」
の4通り。
「本気で向き合う」のは、この中で最も大きなエネルギーを必要とします。
本気で向き合っている人はかっこよく、一点の曇りもないように見えます。
大きなエネルギーを必要とする、と書きつつも、違和感なく本気で向き合っている瞬間はアドレナリンもエネルギーも絶えず湧いてくるので、疲れません。
ただ、違和感が一定以上大きくなった時、一定区間を走り抜けた時の疲れも大きいのでが特徴です。
「本気と付き合う」は、「と」で接続しており、本気の持ち主は他者であるように捉えました。
持ち主が他者である以上、100%のシンクロとはいかないことが多く、
知らずのうちに疲弊が生じるメカニズムを内包してるんじゃないかな、と思います。
(そして、上述した「本音が見えなくなる」の一因になっていると思います)
後半は順番前後しますが、
「本音と付き合う」は、自分の中にある「本音」の存在を受け入れ、承認するアプローチで、(具体的なやり方も本書に書いてあります)
「本音と向き合う」は、カウンセリングや自己探索/発見型のコーチングを通じて、自身の内面と向き合っていくアプローチ。
この2つのアプローチが、本音に対しては取れるんじゃないかと思います。
そして本書は、「本音と付き合う」をベースとしつつ、時に「本音と向き合う」ことで、マイペースに自分自身を整えていくスタイルを推奨しているのかな、と、私は受け取りました。
2)「つながり」と「しがらみ」は混ざり合っている
そして本書に登場するもう1つのキートピックが人間関係における「つながり」と「しがらみ」。
本書では、「つながりの人間関係」と「しがらみの人間関係」を人ベースで分けて表現しています。
分けることでわかりやすくなる、という良さもあり、本書のアプローチは良いと思う一方で、
個々人に「つながり要素」と「しがらみ要素」が混在する、という捉え方の方がしっくりきそうだと思いました。
(つながり純度100%の人も、しがらみ純度100%の人も中にはいるかもしれませんが)
また、つながりとしがらみは、
・本人
・相手(上司や同僚、友人など)
・現時点の社会的な関係性
・情緒的な関係性
あたりによって総合的に決まってくるように思います。
(つまり本人が変わることで全体に影響できる)
久しぶりに読後感想文を書きました。
やはり本を書いてる人ってすごいなと改めて思いました。今年もマイペースに、たまーにブログ書くぞー。
(最後にものすごく月並みな感想)
最後にもう一回本のリンク。宣伝。