よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

読書メモ:日本哲学入門

日本の哲学について、成り立ちと、キーとなるカテゴリーについて解説した一冊。

 

明治初期に、西洋哲学が日本に輸入されてきて、
(もちろん西洋文化全般が入ってきている)
これまでの東洋的な思想に基づいた思想家達による解釈や、これらを統合しての
日本哲学としての進化などが書かれています。
(哲学(Philosophy)という訳語がそもそもどのように生まれたのか、他にどんな候補があったのか、など)

キーとなるカテゴリーテーマは、
経験/言葉/自己と他者/身体/社会・国家・歴史/自然/美/生と死
の8つ。

範囲は広く、とはいえそんなに浅くないのでおすすめです。
(入門というくらいなので、もう一通り勉強した方には物足りないのかもしれないけど、
私にはとても良かったです)

章立てが分かれている一方で、それぞれの連動や、哲学者は割と共通するので、
ABDにも適してそうな気がしました。