こんにちは。気がつけば年末ですね。ほんと一年早いものです。
年々早くなってきます。
(ブログを書き始めたのも今年です。かなり息切れしちゃったけど)
トナシバ、という越境/複業/人材シェアの取り組み(最近はこう呼んでます)をやってるんですが、
その中でnoteを始めたのも今年。
https://note.com/tonashiba/n/nd90830668bdb
今週は就職や転職の際の「軸」の話でした。
(だいたいの面接の場では、軸ややりたいことを聞かれます)
で、改めて、「軸」と「やりたいこと」について考えてみたので、
つらつらと書いてみます。
今日の内容は以下の4点です。
■だいたい聞かれる「軸」と「やりたいこと」
■インプットがないとアウトプットはでない
■「軸」は欲しい、「やりたいこと」はなくてもいい
■「何ができるようになりたいか」という選択肢もある
それでは順に書いて行きます。
■だいたい聞かれる「軸」や「やりたいこと」
就職や転職の際には、「動機」を聞きます。聞かれます。
「志望動機」や、「将来やりたいこと」や、「就職/転職の軸」という形で。
私も、採用側としてだったり、キャリア相談を受けたりする際には聞きますし、
評価をする際には、その回答内容も考慮します。
その中で、「やりたいことが明確じゃないからNG」というやりとりを聞くこともあるのですが、
実はここに、若干の息苦しさを感じることがあります。
(特に、学生の議論をする際。これを採用基準とすることを否定しているわけではないです。ただ息苦しさを感じるだけです)
■インプットがないとアウトプットはでない
基本的に、人が物事を決める際、考える際には、「インプット」を材料とします。
経験であったり、書籍であったり、対話であったり。
将来どうしようか、を考える時にも、過去のインプットを元に、
自分は何がしたいのかな、どうなりたいのかな、を考えます。
インプットの量や質が足りないと、答えは出なかったり、
出たとしても、(将来振り返った時に)間違った方向を示すことは、よくあります。
(特に後者は厄介だし、時折ですが、ミスリードを促す悪い大人もいます)
なので、特に学生だったり若いうちに将来のことを考えて、答えが出ない時は、
インプットの質と量に立ち返ることが、効果的だと考えます。
■「軸」は欲しい、「やりたいこと」はなくてもいい
ここで、「軸」と「やりたいこと」について言及します。
「軸」と「やりたいこと」は、似ているようで違いもあると捉えています。
「軸」は、目指す方向性、目的、ミッションステートメント、とも言い換えられ、
そこには時間軸やスピード感はいったん存在しません。
インプットやアウトプット、振り返りを通じて、「見つかっていく」「おりてくる」もの、という感覚が近いと思います。
一方、「やりたいこと」は、目標、ゴール、とも言い換えられ、
短期的に、中長期的に、と、より具体的にすることが可能です。
「軸を見つけるために、色々なことに取り組む」「軸を見つけたいからやる」
というケースも出てくると思います。
論語に出てくる、
「不惑(40歳)」が、「軸の発見」に相当し、
「天命を知る(50歳)」が「本当にやりたいことを見つける」に相当する、
と捉えられると思っています。
ここでポイントなのは、「本当にやりたいこと」と「やりたいこと」は違っても良い、
というかむしろ違うだろうな、ということです。
(ちなみに私はあと数年で40歳ですが、まだまだ惑いまくってます)
■「何ができるようになりたいか」という選択肢もある
さて、話を戻します。
「やりたいこと」を見つける、表明するのって、とても難易度が高いし、
様々なインプットをしないと間違った解を出すことがあります。
そして、わからない、見つからないと「焦ります」。
その時に、是非考えてもらいたい選択肢があります。
それが、「何ができるようになりたいか」を考えることです。
世の中にあるほぼ全ての事業や活動は、「やりたいこと」を「できること」で
積み上げることで実現されています。
(もちろん、一人でできることは小さいので、大きなことを為すにはみんなで協力する必要があります)
なので、「やりたいこと」が見つからない時には、「できること」にフォーカスし、伸ばしておくと、
「やりたいこと」が見つかった時に、そこへ貢献できる量が増えることになります。
なので、「やりたいこと」が見つからない場合は、「何ができるようになりたいか」を考えて、目の前のことにとりあえずトライしてみる、というのはとても効果的なアプローチで、
結果間違っていたとしても、そこで身につけた、身についたものには大きな価値があります。
「やりたいことが見つからない」と焦らずに、
気楽に構えて、かつ自分を見つめて向き合って、ができたら、
良い感じじゃないかと思っています。
本年のブログはこれで最後になります。みなさま良いお年をお過ごしください。
(今年は息切れしちゃったから、来年はやり方を考えてリスタートさせるつもり)