よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

「休み」の3つの目的

こんにちは。松井です。

(今回から、ちょっと文体を変えてみます。戻すかもしれませんがw)

 

みなさま、暦の上での10連休はいかがでしたか?

私は、世間の暦に合わせて「業務をしない」10日間を過ごしました。 

 

何冊か本を読んだり、子どもと遊んだり、実家に帰ったり、物思いにふけったりと、

割とのんびりと過ごしました。

(年始から毎週書いていたこのブログも、1週間スキップしてみました)

  

今回は、「休み」を考えてみたいと思います。

 

<目次>

・休みの目的は「学ぶ」「整える」「たなおろす」

・「活動」と「休み」をうまく調和させよう

 

・休みの目的は「学ぶ」「整える」「たなおろす」

一言で休みと言っても、いくつか用途と目的に分けられます。

ここでは、3つの目的に分けてみました。

見出しに書いた「学ぶ」「整える」「たなおろす」です。

 

以下に、もう少し細かく書きます。

 

学ぶ・・・

自分を磨くための学びの機会を、「まとまった時間を活用」して行うことをさします。

具体的には、旅行やアクティビティなど、新たな経験をする、読書などのインプット(読み直しも含む)をするなどがここに入ります。

 

整える・・・

体調を整える、心を整えるなどして、英気を養うことをさします。

具体的には、温泉にいく、とか、たくさん寝る、とか。

「美味しいものを食べる」は、「ストレス発散」や「心を整える」という文脈ではマッチしますが、必ずしも体調を整えることに繋がらないので、注意が必要です。

(私は、休み中についつい食べ過ぎてしまいます)

 

たなおろす・・・

主に自身の活動をゆっくりと振り返り、たなおろします。学ぶと概念が近い部分もあるのですが、自身を振り返ることはあえて切り出しました。まとまった時間があると有効です

 

なお、整理する段階で、「楽しむ」も選択肢として浮かんだんですが、これを入れてしまうと、

休みじゃない=楽しくない

というニュアンスが加わる気がしたので、外すこととしました。

 

休暇の過ごし方は、この3つの目的・要素に沿って、バランスよく組み合わせられているのが良いのかなと思います。

(これらにカテゴライズされない時間の使い方も出てくると思いますが、3つのいずれかの「意味付け」がなされると、さらに良いものになると思います)

 

・「活動」と「休み」をうまく調和させよう

目的を意識し休みの使い方を考えることと同時に重要なのが、「活動」と「休み」をどう調和させるかです。

※「活動」は、単に仕事だけではなく、休みの対極にある活動を総称しています

 

「たなおろし」は、活動の区切りと合わせて行うとより効果的ですし、

「学ぶ」ことは「活動そのものでは得られないが、活動に関係すること」か、

「活動とは関係ないが、自身が高い関心をもつこと」が望ましいと思います。

「整える」のも、活動とうまく調和するタイミングで行うと効果的です。

 

「活動」が「休み」に良い影響をもたらし、

「休み」が「活動」に良い影響をもたらせるよう、それぞれを位置付けること、

あとは活動と休みをいかに調和させるかを意識することが、重要だと思います。

 

==

今回考えたことは以上です。

長い休みの前にこれをまとめて、実践検証すればよかったのですが、、

次の「休み」に、小さな検証をしてみようと思います。

 

 

「非天才」のキャリアの作り方

先日、学生さんとキャリアについて話す機会があって、

その時に話しながら、あとその後ちょっと考えながら考えたことをまとめてみます。

 

 

【言いたいこと】

「天才」はわかりやすい。それ故に、目指しがちである
「天才」と「非天才」は、キャリアの作り方が違うのではないか
「コトを為す」キャリア、「武器を増やす・鍛える」キャリア
ただし、時代の変化/技術の進化に「武器」がマッチするかは、きちんと見定めよう

※ここで扱う「天才」の定義を考え出すと議論が尽きなさそうなので、

 感覚的に「天才」と表記しています。定義を別途考えたいところですが、今回は、

 お読みいただいた方のフィーリングに解釈を委ねたいと思います。

 

「天才」はわかりやすい。それ故に、目指しがちである 

自己啓発書やメディア記事などには、「大成功者」を題材にしたり、

分析して、一般化したものが多くあります。

なぜなら、多くの人が「失敗するより成功したい」し、「憧れる」ため、

よく読まれるからです。

(成功者の自伝は語り継がれますが、普通の人の自伝はまず書店に置いてません)

そして、大成功者は、割と多くの場合「天才(後付け含めて)」なんじゃないかな、

というのが、今回の論のスタートラインです。

つまり、書籍やメディアで目にする「人生の成功法則」や「目指すべき考え方」の中には、

「天才にこそ通用するもの」と「万人に当てはまるもの」が、混同しており、

どちらもわかりやすく、魅力的に、しかし分けられずに示されているので、

憧れやすく、目指しがちじゃないかな、と考えます。

 

「天才」と「非天才」は、キャリアの作り方が違うのではないか

そして、「天才」と「非天才」では(僕はもちろん後者)、キャリアの作り方が違うんじゃないかなー、というのが、今回気づいたこと(考えたこと)です。

 

色んな人とキャリアについての相談をしたり、考えたりする機会に、

「やりたいことが見つからない、明確にならない」

「会社は成果を出すところで、成長を求めるなんて甘いのかな」

「就活、楽しみより不安が大きいんですよね」

といったことを「悩み」として聞くことがあります。

 

で、ここがまさに今回の鍵となる主張なんですが、

「非天才は、成長を第一義にキャリアを考えて良いんじゃないかな」

と、改めて結論づけました。

「天才」と「そうでない人」を混同したり比較するのは、人によってはとてもしんどいことだな、とも思います。

※ちなみに、時期によっても変わると思います。そして、若い人だけじゃなくて、いくつになっても通用する考え方だとも思っています。

 

コトを為す「天才型」キャリア、武器を増やす・鍛える「非天才型」キャリア

「大成功」は、何かを為した上での結果なので、

天才でもそうでなくても、大成功するためには、「コトを為す」必要があります。

(天才じゃないと大成功できない、ではないと考えます。念のため)

 

進路を決める(日本だと主に就職や転職)タイミングでは、

①どんな事業に携わるか(何を成し遂げるか)

②報酬や環境はどうか(目先の収入だけを意味せず、大成功した場合の資産も十分あり得る)

③誰と一緒に働くか

④どんな経験値や専門能力が開発されるか(どう成長できるか)

などを複合的に鑑みて、総合的にベストだと思う企業・職業を選択しますが、

(そして①〜④は独立ではなく絡み合う要素もある)

「天才型」では①②をより重視し、

「非天才型」では③④をより重視するのが良いのかな、と考えます。

 

以下では「非天才型」のみに言及します。

 

多くの人が、決して短いとは言えない期間、「仕事」をすることになりますが、

より高い価値を提供し、より多くの対価を得るためには、

経験値や専門能力を高める必要があります。

 

なので、どんな「経験値」や「専門能力」を磨くことができるか、は

「非天才」がキャリアを考える上では、とても大事になり、

「誰と一緒に働くか」は、これらの経験や専門能力を培う上で、

とても重要な要素になってくると思います。

 

ただし、時代の変化/技術の進化に「武器」がマッチするかは、きちんと見定めよう

最後にポイントになるのは、時代の変化や技術の進化に、磨いた武器(専門能力)がマッチするかどうか、は、常に見極め続け、必要に応じてアップデート(または変容)し続けなければならないので、注意が必要です。

(最近話題に上っている、45歳でのミスマッチは、ここの見定めを企業/個人ともに看過してしまった結果、とも言えると思います)

 

・・・かなり長くなってしまい(文字数はこれまでで最も多い)、かつ、まだまだ模索したい要素はたくさんありますが、ひとまず最近きになったことをまとめてみました。

 

「価値提供」×「学び」のバランス

先日、「ライフシフト 」をテーマに読書会をやって、気づいたことを改めて整理。

 

ざっくり言うと本には、

・技術や社会の進歩に伴い、100歳まで生きることは十分考えられるよ

・80年生きるのと100年生きるのだと、「お金」「仕事」「人間関係」など、

 ただ20年伸びる、だけじゃないインパクトがあるよ

・長くなる人生を充実したものにするためには、こんな視点・フェーズがあるよ

ということが書かれています。

(めっちゃ意訳。読まれてない方は良い本なので是非読んでみて頂けたら)

 

それを踏まえて、今回主張したいのは、「価値提供」と「学び」のバランスを、

意識できていますか?ということです。

 

なお、仕事を選ぶ際には、社会的意義とかやりがい、ミッション、機械にとって変わられるか、など、考えるべき観点はたくさんありますが、

「個人のキャリアや人生設計」を基点にするため、今回の論点からはあえて省いてます。

 

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価値提供と学びのマトリクス


仕事は、とてもシンプルに言えば、「価値を提供し、対価として報酬を得る」

と言えると思います。

(報酬のもらいかたは金銭以外にも色々あるとして)

そして、ライフシフト の文脈で、「個人」が仕事から得られるものは、

「経済的報酬」か「学び」に大別されると思います。 

(ややこしくなるので人的資産ややりがい等は今回省きます)

 (学びの「種類」も考える必要がありますが、単純化します) 

 

で、ざっくり箱を切って4つに分けて、自分の時間の使い方をプロットした時に、

①〜③をバランスよく配分できているか、を見直すことは、

有用なんじゃないかな、と思います。

 

④は無条件に減らすべき、③も中期的にシフトした方が良い、は、

あまり異論が出ないと思うのですが、

①ばかりで占められているのも、あくまで感覚的ではありますが、

ポートフォリオ組み替えた方が良いんじゃないか?のシグナルだと思ってます。

 

これまた感覚的なんですが、①での学びと②での学びは、質が異なる気がしています。もうちょっと深掘りして解き明かしたいところです。

 

ちょっともやっとした終わり方ですが、もう少し自分自身でも悩んでみようかと思います。

(次回このテーマで書くかどうかはまだ決めてません)

議論の質が高まる要件を考えてみる

勉強会とか、会議とかで、議論の質の高さってまちまちだな、と最近思っていて、

その要件って何だろう?とふと思い、考察してみます。

※会議じゃなくて議論、です。全く別物です。

 

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イラスト引っ張ってみた

■そもそも議論って何?

辞書で調べると、

[名](スル)互いの意見を述べて論じ合うこと。また、その内容。「議論を戦わす」「議論を尽くす」「仲間と議論する」

と書いてあります。

議論学 - Wikipediaというものもあるんですね。

どちらが正しいか、勝ち負けを決める「ディベート」や、条件・落としどころが決まる「交渉」など、色々な形式があります。

 

■質の高い議論では何が生み出されるか?何が得られるか?

個人的な見解ですが、議論では

・学び(言語化されているとなおよし)

・結論

・参加者間の新たな関係性

のいずれか、または複数が生み出される、または得られます。

なので、質の高い議論では、それぞれの質が高まり、

・価値ある、深い、新たな学び(しかもスッキリと言語化されている)

・参加者が心から納得する結論

・相互理解の深まりによる参加者間の絆

が生み出されているな、と思います。

(この辺が生み出される場は単純に心地よいです)

 

■質の高い議論が生じる条件

議論の質を高めるポイントを洗い出してみました。

(書いてみると当たり前っちゃ当たり前なんですが、案外整ってないシーンは多い気がします)

・関心の高いテーマを選んでいる

 関心のある、重要に思っているテーマであればあるほど、深い議論がなされます

 (言い換えると、十分に関心を持てるように予習することや、好奇心がそもそも高いことは、良い議論を行う上での条件になってくると思います)

 

・前提となる知識レベルが揃っている

 良い議論をしようとすると、ある程度知識レベルが揃っているのは重要かなと思います。

 ただ、周囲の知識レベルを確認せず、知ってる前提で話を進めると、それはそれで話が噛み合わないし、知識のひけらかしが起きるので要注意です。

 

・異なる知識・知見や経験を持った参加者がいて、お互いを尊重している

 共通の前提知識がある程度あった上であれば、同じような経験を持った人の集まりよりは異なる知識や知見が集まった方が、想定外の学びや結論が出る傾向にあると思います。

 

・それぞれが自論を持ち、立ち位置を明らかにしている

 良い議論は、参加者がそれぞれ意見を持っており、それをぶつけあうことで起きることが多いように感じます。その時に、それぞれが自身の意見や立ち位置を明確にしていると、より違いがわかりやすく、さらには違いの背景まで探求できるので、より面白い議論になるように思います。

 

・自論の展開ではなく意見を交換している

 これは議論していてつまらないパターンの裏返しなんですが、グループ内の(たいてい)一人が自論を話しまくる議論はつまらないです。

 (そして、本人は自覚してない場合が多い)

 

言語化が得意な人が一人以上(なるべく多く)いる

  最後にこれ。良い議論にスッキリ感を加えるのは、言語化されたアウトプット。ここの言語化が上手くできていると、議論後のスッキリ感が違います。

 

== 

要素がやや多くなってしまったが、書き出してみたことで頭の整理になりました。

(このブログ、僕の文章の練習と頭の整理が大きな目的の一つなので、ご容赦を、、)

 

質の高い議論は本当に楽しく有意義なので、今後も良い議論をたくさんしていきたいな。

 

ふりかえり:3ヶ月続けてみて気づいたこと

年初に文章の練習にブログ書くぞー、って決めて、とりあえず3ヶ月続いたので、

今回は振り返りをしてみます。

KPTで分けてみる)

 

Keep:

・初めてみたこと、続けてみたこと

 何事もそうだけど、ペース決めてペース守るのはやっぱり大事です。

・宣言をして、かつ、見える状況で続けたこと

 やりますって周囲に宣言して、意図的に話題に出したりしつつ、やった/やってないがわかる状況で続けるのは効果的でした。

 宣言も見える環境もなかったら、多分継続できていないと思います。

 (今日が特に。日中バタバタしてて、夜は夜で予定があったので、さっきまでサボる気満々でした。笑)

・無理のないペースをセットする

 いくら宣言とかしても、毎日書く、とか言ってたらおそらく途中で頓挫してたと思います。

 無理のないペースで実施したことは大きかったと思います。

 

Problem:

・ひとまず始めたけど、今のところは完全に我流である

 意図的に、特に学習せずにつらつら書いてみたけど、(特に気持ちが乗らない時は)ちゃんと書けてないしまとまりがない。

 文章の書き方については本とか色々あるので、先人の知恵を学ぼう。

・「カタ」が定まってないので読みづらい

 上のと通ずるけど、やっぱり一定のカタや文章の癖があった方が読みやすいと思う。工夫しよう。

・「ストック」してないので、たまにやっつけになる(笑)

 ネタをストックする習慣が作れてないので、無理やりひねり出すことが割とあった気がします。読み返してみたら、同じような内容のことも結構ありました。

 

Try:

・文章やブログの書き方についてインプット→実践する

 これは必須です。「お作法」を覚えないと上達しない気がするのと、新たな切り口を学ぶのが面白そう。

 

その他気づき、よかったこととしては(ここが最も大きいかもだけど)、

アウトプットしてみることで、自分の傾向や考えを改めて知れた

のが大きい収穫だったと思います。

 

もうちょっとトピックを増やすことを意識しつつ、もうちょっと継続してみようと思います!

 

おじさん・おばさんの活躍を考えてみる

ここ最近、採用の仕事に関わっていたり、人材サービスの事業を作っている中で、

よく考えることを書いてみます。

(3行目段階ではあまりまとまってないけど強烈な課題感だけはある)

 

人生100年時代」とか、「少子高齢化」という言葉はよく目にするし、

最近ちょっと出回っていた記事にも書いてあったけど。

 

一言で言えば、

「40歳を超えると、新しい環境で活躍するのが極端に難しくなる」

っていう状態があって、これには様々な要因があるなーと。

閾値はあくまで私の主観)

 

ざっと企業側と個人側に分けて洗い出してみると、

■企業側の要因

・企業は新しい人に「染まること」と「伸びしろ」を期待している

・年上のマネジメントは難易度が高い(気をつかう)

 →なんだかんだ言って年下だと指示や命令をしやすい

 →ここへの慣れは一つのキーワードな気がしています

・若い雰囲気の方が好まれる(これの正体を突き止めたい)

■個人側の要因

・新しいことを覚える/身につけるのが遅くなる

・過去の経験に基づくプライドが邪魔をする(頑固になる)

・生活に必要な費用が上がってくる(傾向的に)

・体面を気にする(割合が増える)

・「感性」が若くない、ついていけない

 

・・・まだまだありそう。

 

これを、逆張りで言い換えると(能力の高さや事業の魅力以外で)、

■こんな企業がこれから強い

・価値観を押し付けるのではなく、じっくりと対話することを厭わない

・バックグラウンドの異なる人を活かせるマネージャーがいる

・「歳の割に若い」おじさん・おばさんがいる

 

■こんな人はどこでも活躍できそう

・新しいこと、未知のものに飛び込む、強引にでも興味をもつ

・過去の経験に固執しない

 →専門領域だと思うことも、数年経てば古びる

・「感性」を重要視し、磨き続ける

 

って感じになるのかな。

 

・・・考えたり向き合うのが怖いテーマでもあるけど、関心を持ち続けて、向き合い続けたいテーマでもあります。

いま新卒で就活して会社に入るなら

先日、新卒向けの研修を企画・実施した中で、表題について改めて考えてみたいな、と思ったので、今回はこのテーマで書きます。

(就活当時や、社会人になりたての自分に宛てても書いてみます)

ちなみに私は2005年4月に社会人になったので、もうすぐ14年目が終わろうとしています。その立場で改めて振り返って考えたことを、言語化してみます。

  

<まとめ>

・「なぜ就職なのか?」を認識する

・就職するなら、軸足は「成長」に置く

・誰と働くか、を重視する

・専門性を意識する

・就職した後「社外との接点」を持つ

 

 

・「なぜ就職なのか?」を認識する

 

学校を卒業した後の進路は、「進学」か「就職」しかなかったけど、

なんとなく「みんなが就職するから」で就職するのは勿体無いなと思い返してます。

起業するという選択肢もあるだろうし、アカデミアに突き進む、という選択肢もある。

「知り合いの会社に学生のまま入って、いつの間にかそこの社員になっている」

なんて選択肢もあります。

「新卒の就職活動」を行って、会社を選ぶ、という選択をする自分なりの理由を明確にすることがスタートラインだと思います。

(身の周りにも、新卒で就職していない人も増えてきました)

 

・就職するなら、軸足は「成長」に置く

 進路を「就職」に決めたら、誰かが作り運営している会社に入る、ということになります。

誤解を恐れず言えば、「100%のシンクロ」は、この時点でありえないと思います。

(むしろ、100%シンクロした、って言ってる人が、入社した後に「こんなはずじゃなかった、、」って言っているケースも割とある)

また、社会人になって2〜3年真剣に仕事をしてると、考え方や価値観はどんどん変わってくると思います。

この変化(変わるか、方向同じでよりシャープになるかはその人次第)を得るために、最初の就職はあると言っても過言じゃない気がしています。

(前提として、成果を出さなくて良い、成果を追求しなくて良い、ということではありません)

実際に仕事をしてみて、その上で考えてみて、どんな軸が形成されるか、

どうやったらその軸がより良いものになるか、を追い求めて、最初のステージを決めることは、とても価値があると思います。

(最初の会社は数年で辞めるべき、という意味ではありません)

 

・誰と働くか、を重視する

価値観や軸を手に入れる上で、大事になるのは、

「誰と一緒に働くか」だと思います。

特に最初のうちは、身の回りの人から影響を受けやすいです。

仕事の癖や思考習慣など、口癖も、知らずのうちに染まってきます。

(本人は気づかなかったりします)

何をやるのか、ももちろん大事ですが、

どんな人から影響を受けたいか、を意識・重視するのがおすすめです。

※なので個人的には、配属先を選べないくらい大きな会社、は、リスクが大きいなぁと思っています。

 

・専門性を意識する

もし仮に、新卒で就職して数年後に転職することがあれば、その際に大事になるのは「何ができる人か」「何を強みとする人か」です。

就職して何年か経ったときに、何を専門領域として、強みとして身に付けたいか、は、

意識するようにしましょう。

 

・就職した後「社外との接点」を持つ

就職して、真剣に仕事をすると、目の前の課題に没頭しがちで、

(これはこれで良いことです)

気がついたら社内の人としか話してない、社内にしかいない、ということは、よくある話です。

(業種や職種、勤務地にもよります)

「視野が狭く、井の中のカワズになってしまいがち」ということは常に意識し、

なるべく、社外との接点や、話をする機会を持つようにしましょう。

(そういう機会を持つことに寛容な職場を選ぶ、というのも一つのポイントだと思います)

 

あくまで一つの考え方だし、これが絶対の正解とは思っていませんが、

これから就活を迎える方をはじめ、進路に悩まれている方の何らかの参考材料になれば。

 

今日はこのへんで。