よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

選挙に学ぶ良い組織

こんにちは。久しぶりのブログです。

(最近ちょっとサボってました)

 

昨日、選挙があって、投票はしたものの、なんだかなぁ、と感じたところがあり、

どこに違和感や物足りなさを感じたのか、振り返ってみました。

良い組織を考える材料がいくつか見つかりました。

(もちろん、背景事情とか色々あると思うんですが、いち主張なので言いたい放題言います)

 

<目次>

・質の低い同意ではなく、質の高い議論を重視する

・当事者意識を全員が持てる構造

・揚げ足取りではなく補完する

・変化を起こしたければ自らが変化する

・じゃあどうしたら良いのか?

 

・質の低い同意ではなく、質の高い議論を重視する

政党政治は、「◯◯党としての意見」が、議員個人の意見よりも強く出る仕組みだと思います。

福祉、教育、経済、外交など、国として扱う領域は広いので、

「あらゆるジャンルで完全同意」をすることは、ほぼありえないはずです。

なのに、◯◯党は〜〜、という主張はだいたいまとまってますし、党の意見とは違うんだけど、という主張をする議員(候補者)の方は、基本的にはいません。

(もちろん、私が聞いてないだけかもしれません)

 

質の高い結論を出そうとしたら、誰の意見か、ではなく、意見の内容を吟味すべきです。

今のままの政党政治だと限界があるんだろうな、と思いました。

 

・当事者意識を全員が持てる構造

今回の投票率は、50%を割ったそうです。 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47611420S9A720C1EB2000/

身の回りでも、投票した人もいれば、投票しなかった人もいます。

それぞれに、色々と理由はあると思いますが、最も大きかったのは、

「当事者意識を持ちづらい仕組みである」ことなんじゃないかと思います。

(仕方ないっちゃ仕方ないんですが)

 

例えば東京都だと、何百万分の1票なわけで、

自分が投票しようがしまいが、結果には影響ないよね、と思ってしまうのは、

ある意味では仕方のないことです。

当事者として巻き込む工夫はなんらか必要なんだろうなぁ、と思いました。

 

・揚げ足取りではなく補完する

特に野党側だと発信しがちなのが、「現状への揚げ足取り」です。

事実をベースに、説得力のある発信をしやすくなるので、言いがちなのですが、

一方で、「現状の欠点を私(たち)は◯◯で補完します」という主張は

見られなかったように思います。

得意なことを生かし苦手なことを補完することで組織として大きな成果を出すとしたら、

「どう補完するか」にもっと言及があっても良いのではないか、と思います。

 

・変化を起こしたければ自らが変化する

何かしら変化を起こすには、自らが変化するのが(言うほど簡単じゃないけど)効果的です。

今回の選挙でも、「私たち◯◯党は〜〜という変化をします」という主張は、ほぼ無かったように思います。

(これも情報収集不足かもしれませんが)

これまでの実績や、正しかったことの主張は、毎度の選挙で出てきますが。

 

・じゃあどうしたら良いのか?

ということで、最後に妄想提案を書いておきます。

ここまでに書いたことの裏返しなのですが、こんな主張をする党が出てきたら面白いかなぁと。

 

1)集団心理に流されず、個々が考える集団であります。

 よって、党員によって意見の相違はありますが、最高の結論を出すために考え続けます。

2)唯一約束することは、政治への全員参画への促進です。

 投票率を高めることは絶対の公約とします。

3)我々は、少数派になろうが、多数派になろうが、自身の立ち位置に基づき、

 他の政党との良い補完関係を築くことを約束します。

4)社会をよくするためには、自らが変化し続けることを最重要と考えます。

 

政治的な主張は一切ないけど、次回こんな主張をする党(候補者)が居たら、

その人に投票するんだろうなぁ、って思いましたとさ。

 

追伸:次回(できれば来週)はまたこれまでのトーンに戻します。