よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

スキルのポートフォリオ化

こんにちは。

最近仕事の相談をする中で、企業が事業戦略を立てるのと、個人のキャリア作りって、

重なる部分が大いにあるなぁと感じています。

 

今回は、「スキルセットも、ポートフォリオを意識して組み立てると良いな」

という話です。

 

<目次>

企業は事業のポートフォリオを組んでいる(PPM

企業も人も環境適応

個人のスキルや仕事もポートフォリオで考えよう

 

<本文>

企業は事業のポートフォリオを組んでいる(PPM

(知ってるよ、という方は読み飛ばしてください)

経営学の教科書とかに、プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス(PPM) という概念が出てきます。

f:id:matsuinu:20190529114400p:plain

プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス


検索したら色々と出てくるんですが(PPMだけで調べると、理科の単位も出てくるので注意)、ボストンコンサルティンググループさんが1970年代に提唱した概念です。

 

ざっくり言えば、

・「事業が置かれる市場の成長性」と「市場における自社のシェア」の二軸で、事業をマッピングできる

・企業が持続的に成長するためには、マトリクス上での自社事業をマッピングし、バランスよくポートフォリオを組むことが必要

という考え方です。

 

企業も人も環境適応

新卒で入った会社で、最初に「企業は環境適応業である」と教わりました。

ざっくり言うと、

「生物は、強いものや賢いものが生き延びるのではなく、環境に適応したものが生き残る。企業も同じで、環境に適応した企業が生き延びる」

という考え方です。 

で、個人の仕事に置き換えても、全く同じことが言えるなと思います。

 

10年後に無くなる仕事、とか、機械(AI)に置き換えられる仕事、とか、よく言われますが、

AIが話題になる前から、というか遥か昔から、技術は進歩し、仕事は置きかわり続けていて、

市場環境に目を向け、市場が求められる付加価値(仕事において)を提供し続けることが必要です。

 

自工会の豊田会長、日本の終身雇用「守っていくのが難しい局面」 :日本経済新聞

45歳以上はクビ!? NEC、富士通、コカ・コーラetc.でリストラが進行中 | 日刊SPA!

 

最近ニュースでもこれらのトピックが増えてきていますが、

まさに環境への適応がこれまで以上に問われている、ということだと思います。

 

全てが変わるわけじゃなく、普遍的なものもありますが、そこをしっかり意識し、見定めることも重要です。

 

 

個人のスキルや仕事もポートフォリオで考えよう

上記を踏まえ、今日の本題・主張はここです。

個人のスキルや仕事についても、同様の考え方で捉えて、今の仕事やスキル習得を配分するのが大事だ(そしてあまりそういう考えで棚卸したりしている人は少ない)と考えます。

あらゆるスキルは、向き不向きや先天性はある上で、訓練によって身につき、他者と差別化を図れるレベルにまで昇華します。

(先天的なもの「だけ」では、第一線で価値を提供し続けるのは難しいです)

 

f:id:matsuinu:20190529121434p:plain

スキル・ポートフォリオ・マトリクス

 

PPMに倣って、スキルをマトリクスで表してみました。 

左の仕事が多いと、それだけその時の発揮価値・収入は多くなります。 

 

このマトリクスを考える上でのポイントは、以下の3つだと考えます。 

1)マトリクス左方向へ力学が働く

報酬は少ないよりは多い方が良いので、「今価値を出せる、稼げる仕事」を選択する傾向があります。

企業も、同じ報酬を支払うなら、より価値を提供して欲しいので、

スキルマッチの中途採用や、業務委託とかだと、①のマッチが多くなる傾向にあります。

(大企業のジョブローテーションとかは、報酬を変えずにここのバランスを取りにいくので、その点ではすごいなーと思います)

左方向に働く力学は、「働く人個人の心情」によって生じます。

 

2)マトリクス下方向へ力学が働く 

原則的には、時代が進むにつれ、今持っている技術は古くなり、陳腐化します。

(しかも段々早まっていきます)

なので、今持っている技術やスキルは、アップデート(または別の新たなスキルを習得)する必要があります。

 

3)③を習得するのは仕事とは限らない

③は、意識的に取らないと得られません。 

対価を頂く仕事の機会で習得できれば良いですが、それが難しそうであれば、

仕事とは別の領域で、習得することが重要になります。

(対価を支払って学ぶ、ということも時にはあると思います)

 

もし、お読み頂いて「なるほどなー」と少しでも思っていただけたら、

自分が持っているスキルや知識が、マトリクスのどこに当てはまるか、

マッピングしてみて頂けたら嬉しいです!

(ちなみにこのブログを書いてるのは私にとっての③です。仕事じゃないけど)