よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

雇用っぽい契約のいろいろ

こんにちは。

先日、雇用形態って増えてきているよね、今後ますます多様化するよね、

って話をしていて、

そもそも、「契約」にはどんなものがあるかな、って考えてみました。

 

<目次>

全ては「仕事と対価を交換する契約」である 

雇用契約は、「利害関係の一致+信頼+制約」の足し算で結ばれる

制約が少ない/リスクがイーブンなほど、契約は健全

 

 

全ては「仕事と対価を交換する契約」である 

広義の雇用契約には、色々な種類があります。

正社員、契約社員、アルバイトはもちろんのこと、

(最初正規・非正規って書いてたんですが、非正規って言い方失礼だなと書いてみて思いました笑)

派遣や業務委託、外注、コンサルティング(企業への発注も含む)、成果報酬のエージェント(代理店)、税理士や弁護士などの顧問契約、フランチャイズなどの加盟契約

 

もっともっと広義に捉えると、タクシーに乗る、出前を取る、なども、

ある意味では、「雇用」であると言えます。

(ただ、タクシーに乗る等も含めて考えると広すぎるので、以降「広義の雇用」として議論では顧問や加盟契約まで、を扱うことにします)

 

全てに共通するのは、合意に基づき、仕事(価値)と対価を交換している

ということです。

 

それぞれの契約で異なる要素としては、

・期間の長さ

 →有期か無期かも含みます

・何に対価を支払うか

 →月間や時間など、仕事をした期間に対して対価を払うのか、

  一定の成果に対する対価を払うのか、何らかの着手金(イニシャルフィー)なのか

・付与される称号、ラベルやレッテル

・ペナルティの有無と内容

あたりです。

※対価の大小は、契約形態によっては異なりません

 

雇用契約は、「利害関係の一致+信頼+制約条件」の足し算で結ばれる

広義の雇用契約が成り立つための要素を考えてみましたが、以下の3つを足し合わせたもので、双方合意して成り立ちます。

①利害関係の一致

 雇用契約によって、雇用者・被雇用者双方に得られるもの・メリットがあること

ここでポイントなのは、「得られるもの」という受け手視点であって、「提供できるもの」という視点で捉えてしまうと、上手くいかないように思います。

(そしてこういうケース/ミスマッチは結構多い気がする)

②信頼

 雇用は、雇用者/被雇用者に一定以上の信頼関係があって成り立ちます。

 (当たり前っちゃ当たり前ですね)

 

③制約条件

 時間の拘束や副業禁止規定、契約期間や解約時の違約事項など、①と②では不十分なところを補うものです。

 ①②が十分であれば制約は少なくてすみますが、主に雇用側が性悪説で運営しているか、性善説で運営しているか、によっても条件の多い少ないは決まってきます。

 (言い換えれば、この制約条件の多さで、性悪説で運営しているか、性善説で運営しているかはある程度わかります)

 

制約が少ない/リスクがイーブンなほど、契約は健全

ここは自論ですが、色々な契約をしたり見たりする中で、

「制約条件が少ないほど、契約は健全に機能する」 

ように思います。

(制約条件が少なくなるように双方努めると良い、とも言い換えられます)

変更しやすい、辞めやすい、縛らない、、などなど。

 

また、制約面において、雇用者と被雇用者が抱えるリスクがイーブン・フラットであればあるほど、契約は健全だなと思います。

 

対価という切り口で上記を考えると(対価は要素としては大きい)、

・行動に対する対価

・成果に対する対価

をバランスよく設定できていればいるほど、健全であると言えます。

 

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今まさに、社会的に雇用や契約の概念をみんなで考え、見直しているところだと思うし、

もっと考えを深めて、この辺貢献していきたいなと思います。

(字数が多い割には言いたいことがスッキリ言えた、、気がする)