先日、新卒向けの研修を企画・実施した中で、表題について改めて考えてみたいな、と思ったので、今回はこのテーマで書きます。
(就活当時や、社会人になりたての自分に宛てても書いてみます)
ちなみに私は2005年4月に社会人になったので、もうすぐ14年目が終わろうとしています。その立場で改めて振り返って考えたことを、言語化してみます。
<まとめ>
・「なぜ就職なのか?」を認識する
・就職するなら、軸足は「成長」に置く
・誰と働くか、を重視する
・専門性を意識する
・就職した後「社外との接点」を持つ
・「なぜ就職なのか?」を認識する
学校を卒業した後の進路は、「進学」か「就職」しかなかったけど、
なんとなく「みんなが就職するから」で就職するのは勿体無いなと思い返してます。
起業するという選択肢もあるだろうし、アカデミアに突き進む、という選択肢もある。
「知り合いの会社に学生のまま入って、いつの間にかそこの社員になっている」
なんて選択肢もあります。
「新卒の就職活動」を行って、会社を選ぶ、という選択をする自分なりの理由を明確にすることがスタートラインだと思います。
(身の周りにも、新卒で就職していない人も増えてきました)
・就職するなら、軸足は「成長」に置く
進路を「就職」に決めたら、誰かが作り運営している会社に入る、ということになります。
誤解を恐れず言えば、「100%のシンクロ」は、この時点でありえないと思います。
(むしろ、100%シンクロした、って言ってる人が、入社した後に「こんなはずじゃなかった、、」って言っているケースも割とある)
また、社会人になって2〜3年真剣に仕事をしてると、考え方や価値観はどんどん変わってくると思います。
この変化(変わるか、方向同じでよりシャープになるかはその人次第)を得るために、最初の就職はあると言っても過言じゃない気がしています。
(前提として、成果を出さなくて良い、成果を追求しなくて良い、ということではありません)
実際に仕事をしてみて、その上で考えてみて、どんな軸が形成されるか、
どうやったらその軸がより良いものになるか、を追い求めて、最初のステージを決めることは、とても価値があると思います。
(最初の会社は数年で辞めるべき、という意味ではありません)
・誰と働くか、を重視する
価値観や軸を手に入れる上で、大事になるのは、
「誰と一緒に働くか」だと思います。
特に最初のうちは、身の回りの人から影響を受けやすいです。
仕事の癖や思考習慣など、口癖も、知らずのうちに染まってきます。
(本人は気づかなかったりします)
何をやるのか、ももちろん大事ですが、
どんな人から影響を受けたいか、を意識・重視するのがおすすめです。
※なので個人的には、配属先を選べないくらい大きな会社、は、リスクが大きいなぁと思っています。
・専門性を意識する
もし仮に、新卒で就職して数年後に転職することがあれば、その際に大事になるのは「何ができる人か」「何を強みとする人か」です。
就職して何年か経ったときに、何を専門領域として、強みとして身に付けたいか、は、
意識するようにしましょう。
・就職した後「社外との接点」を持つ
就職して、真剣に仕事をすると、目の前の課題に没頭しがちで、
(これはこれで良いことです)
気がついたら社内の人としか話してない、社内にしかいない、ということは、よくある話です。
(業種や職種、勤務地にもよります)
「視野が狭く、井の中のカワズになってしまいがち」ということは常に意識し、
なるべく、社外との接点や、話をする機会を持つようにしましょう。
(そういう機会を持つことに寛容な職場を選ぶ、というのも一つのポイントだと思います)
あくまで一つの考え方だし、これが絶対の正解とは思っていませんが、
これから就活を迎える方をはじめ、進路に悩まれている方の何らかの参考材料になれば。
今日はこのへんで。