よはくのらくがき

2005年から社会人、2016年からフリーランス。時折会社員へと往復したり、色々働くを実験・実践中。気づいたこと考えたことをまとめていきます。

個人が副業、複業するのって、企業が新規事業するのと同じ

フリーで働き始めて、いくつかの仕事を同時に行うようになって、

一番感じていることの一つが、表題のことです。

(あえて、文中では複業と副業を使い分けて書きます)

 

 ・個人に複業禁じるのは、企業に「単一事業しかやっちゃダメ」って言うのと同じ

社員の複業・副業について、「禁止」や「許可制」や「OK」など、企業によってスタンスや方針は異なると思うんですが、

例えば銀行や投資家の方が、企業に対して、「今の事業しか今後もやっちゃダメ」って言うことは、まずないと思います。

(ただし、今のフェーズではあれこれ手を出さない方が良い、は大いにある)

 

なので、個人についても、「今のフェーズでは集中すべきか、新たな領域に足を踏み出すべきか」と言う個々に対する判断は重要だと思いますが、

みんなが一律●●、と言うのは難しいのかな、と思います。

 

・中途半端に取り組んでも、新規事業も副業もうまくいかない

次にこれ。両者とも、まずは小さく始めて、、と言うアドバイスを、時折聞きます。

小さい規模で始めるのは、リスクの観点からもとても良いと思うんですが、

規模を小さくするのと、片手間で力を入れずにやるのは、全然違うと思います。

 

・ポイントは「力の配分」と「自分を知ること」

この項目は、個人に関して、の意見ですが、

複業(複数の仕事)をやる上で一番大事なのは、

「何にどれくらい力を配分するか(しているか)」

「自分のキャパはどれくらいか?(時間的に、能力的に)」

「何が得意で、何が苦手なのか?」

を、知る・考える機会を作ることだと思います。

 

これは、定期的に棚卸したり、見直したりすることで、より深く見えてきますし、

時期が経つにつれ変わって(成長して)くるものなので、棚卸すのがめちゃおすすめです。

 

・会社に居ながらでも訓練はいくらでもできる

で、最後にこれなのですが、いきなり会社からでる、とか、社外で副業やる、とかだと、

ハードルが高かったり、色々許可が要ることもあると思うので、

まずはおすすめなのが、「会社にいながら複数の仕事をしてみる」ことです。

その際に、何に何パーセント力を割くのか、を、周りの人に相談したり、共通認識を取ったり。

全く知らない領域に飛び込むよりも、リスクも低く、学びも多いと思います。

 

、、、とここまで書いてきて自分の中で整理できてきたんですが、

企業や組織が取るべきは、「制度による規制」ではなくて、「スタンスに対するアドバイスや指導・示唆」なんだろうなぁ、って思います。